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他のマネジメント研修との違い〜その2〜

2023/05/13

世の中には、組織を変えるための研修は数多く存在し、実際にそれらを取り入れた経験のある企業の方もいらっしゃるでしょう。しかし、「研修をしても何も変わらなかった。」ということはありませんでしたか?それは、従来の研修では組織を変えるための仕組みが不十分だからなのです。今回の記事に目を通していただくことで、組織を変えるための新しい考えに出会えるはずです。

本内容には、前回お話しした「正味(しょうみ)」「付帯(ふたい)」「ムダ」が深く関わってきますので、もしまだ目を通されていない方や、内容が曖昧になってしまったという方は、以下のリンクから再度内容を確認してみてください。

https://wovenwork.com/managementlibrary/kensyu-chigai-1/

 

現状として、世の中の多くの企業は、どうしてこんなことをやらなければならないのか、と感じるような「管理の付帯」が作業全体の70を占めており、お客様に価値を提供するための「正味」作業にかける時間が約30しかなく、なぜか分からないけれど常に忙しさに追われている、という状況にあります。皆さんが残業をしなければいけない状態の理由はここにあり、さらに、それによって、約200人の組織で年間約9億円もの利益を企業はロスしているという現状が分かっています。

もし、付帯の70%を取り除いて、正味にかける時間を増やすことができれば、残業が減り、企業が得られる利益も増え、社員の給料を上げることも可能になるでしょう。

そういった企業を目指してみたくはありませんか?

Wovenの考え

そもそも、Wovenはどのような考えのもとに研修をおこなっているのか、ということをお伝えします。

Wovenのコンセプトには「染める」「織る」の2つがあります。「染める」では、習慣・意識・価値観・行動原理などを標準化すること、つまり「意識を変える」ことを目指しています。「織る」では、「染める」で変わった意識に基づいて制度などを整備し、チームの人が働きやすい環境にしていくことを目指しています。これらを段階的に進めることが、Wovenのおこなっているプロジェクトになります。

そして、Wovenの考えはアジャイルをベースにしています。以下の図をご覧ください。

一般的な企業とアジャイル開発(スクラム)を比較した時、スクラムの方が圧倒的に正味率が大きいことが分かると思います。これは、スクラムが「お客様にとって価値のない仕事はしない」という、正味を追求した自律型組織であるからです。ただし、スクラムは、ソフトウェア開発用の仕事の考え方であるため、組織改善に当てはめて考えるには難しいところもあります。そこで、Wovenはどんな業務であろうと、自律型組織になる方法論を研究し、プログラムを作成してきました。

既存の研修との違い

今現在世の中に存在する多くの研修は、「知ること」がメインの研修です。これのメリットとしては、期間が短く受講しやすい、ということがあります。しかし、もし組織を本気で変えようと思っているのであれば、「知る」だけで終わらせるのではなく、学んだことを「習慣化」する必要があります。ですが、従来の研修では、そこまで踏み込んだ内容をおこなっていないため、知識だけが増え、現場は何も変わらない、という状態になっています。結果、前回からお伝えしている「付帯」が減らないため、研修をおこなったのに何も変わらなかった、ということになってしまうのです。

しかし、Wovenのおこなっている研修はそれらとは全く異なります。研修をおこなったあとは、学んだことを「実践する」というプロセスを繰り返すことで、今までの仕事の中から付帯を見つけ出しては取り除き、本当に価値のある仕事を見つけ出し、正味の時間を増やすことができます。そのため、従来の研修よりも期間は長くなりますが、その分成果が出るような仕組みになっています。

Wovenの研修の中身

Wovenの研修には大きく分けて、BasicLeaderDirector3つあります。それぞれの違いを、特徴を踏まえて説明していきます。

はじめに、Basicは「薄く広く」というイメージです。幹部社員から現場で働く人まで、幅広い階層の人がまずこのBasicから研修を行います。次に、Leaderでは「リーダーを育成し、モデルチームを量産」することを目的としています。例えば、複数のチームが存在したとすると、それぞれのチームの中から1人ずつリーダーを選出し、その選ばれたリーダーのみが研修を受け、研修後は自分のチームに戻り、自律型のチームに変えていく、というものです。そうすることで、自律型のチームが量産できるシステムになっています。最後に、directorは「幹部社員の価値観を共有することで、組織の問題を取り除く」ということを目的としています。なぜなら、現場の人の意識だけが変わっても、上(幹部社員)の人たちの考えが変わらない限り、組織としてのムダな作業を減らすことはできないからです。よって、幹部社員の人たちに、「管理することが仕事ではない」ということに気づいてもらい、組織を変えるための研修がこのdirectorにあたります。

 

研修を受ける順番についてですが、例えばDirectorを受けるような幹部社員層の立場の人であれば、BasicとLeaderのステップを経てからDirectorを受講することが、最も浸透度が高くムリがないためおすすめしています。しかし、この手順だと時間がかかりますので、Basic→Directorというステップもご用意しております。

 

以上が、Wovenが取り組んでいる活動の内容と、研修の大まかな説明となります。

もしご興味がありましたら、HP等もあわせてご覧ください。

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