『トヨタ流の教科書 』の著者、高木 徹が開発
経済産業省が2018年12月に「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)」を発表しました。これは企業・組織の変革を迫る、強いメッセージとなります。そして、 企業・組織の変革のためには、単にツールなど、手段の導入をするだけでは失敗します。マネジメントが重要な役目を担うのです。
ところで、米ナイキ、米スターバックス、米ボーイング、米ハーレーダビッドソン、米コカ・コーラなど、 世界で成長を続けている企業がリーン(Lean)を取り入れているのをご存知ですか?
リーンとは「ぜい肉のない」という意味で、リーン経営にはムダのない企業体質という意味が込められていますが、その基になっているのは、トヨタ生産方式(TPS:Toyota Production System)なのです。
このトヨタ生産方式は、もともと製造業の現場の改善手法となりますが、世界では、リーン経営があらゆるホワイトカラー(医療、金融、公共、自治体、ソフトウェア)にトヨタ発祥のマネジメントとして、進化を遂げています。
Woven Work Designは、組織開発で数々の実績を出し続けた第一人者の高木徹がLean(リーン)やU理論、ドラッカーなど様々な海外のマネジメント理論を調査しトヨタ流のマネジメントをベースに新たに創造した日本発の最新のマネジメント理論と実践的な研修を含む組織改革プログラムです。
日本とは異なる海外(欧米)の文脈で作られた「借り物」の経営システム・モデルをどう使うかを考えるのではなく日本の文脈にあった、多くの日本企業に役立つ独自のマネジメントシステム・モデルを経験と知識から生み出し、さらにその効果を学術的に実証し、国内外に普及する。
ことを目的としています。
私は20年前に富士通株式会社でトヨタの方の指導を受けてTPS(トヨタ生産方式)をソフトウェアの開発現場に適用しようとしましたが、今のように活性化する職場を多く開発できませんでした。その理由を研究するために、2009年に(株)豊田マネージメント研究所に移り、マネジメントという視点で研究をはじめました。トヨタ自動車の社員がやっている方法論を単に真似してもうまくいかない。しかし、トヨタには、人の教育の仕方(OJT)、思想・哲学など文化があるという違いがわかったので、それを科学的、普遍的な考え方やソフトウェアの世界で新たに出てきたアジャイル開発なども参考にしてTMS(Toyota way Management System)として理論体系化してきました。
この5年間は、職場レベルでの活性化から組織全体の活性化をテーマに実践してきましたが、今後はDX(デジタルトランスフォーメーション)の時代に高い価値を提供できる人材と組織に変えるコンセプトとして新たにWoven Work Designをデザインしました。
Woven Work Designは、組織文化・風土を最短で構築できる成功プロセスに基づいて
DX(デジタル・トランスフォーメーション)を達成するためのサービスを提供します。
DX時代の組織のあるべき姿やトヨタ流のマネジメントの原理を学び、ワークショップや理解度チェックを行う1日研修プログラムです。もともと6ヶ月の長期プログラムであるWoven Practitionerに含まれる内容を切り出したもので、Woven Practitionerをご検討頂くためのお試しコースとしてもおすすめです。
Woven Work Designのコンセプトに基づきDXに耐えうる組織を開発できる能力を備えた人材(DX向けPMO人材)を育成するコースです。
DXに必要なデザインシンキング、リーンスタートアップ、アジャイル開発などの知識に加え、大部屋によるマトリックス組織の基となる横糸の活動をミドルマネージャーが行うことで強靭で経営的成果に結びつくマネジメントを学ぶことができます。
DXを推進するには社内に専門の組織を設けることが推奨されますが、本コースはその担当者を育成するためのコースです。
経済産業省が提唱している専門家としての精密検査の位置づけになります。
経済産業省やIPAが実施している無料の診断は、経済産業省自身が医療で例えるなら「問診や血液検査」と位置づけています。
PMOを支援するためのコンサルタントを派遣します。 ウォーターフォールで開発した経験しかないPM(Project Manager)を支援しチームをDXに導きます。
最初は頻繁にご支援しますが、チームの自律化を促しますので徐々に回数を減らしていきます。
Visual Boardの電子化 ※開発中(特許申請中)
目的志向であるべき姿を考えたり、目標やKPI、KAI(Key Action Indicator)などの設定にAIを活用しマネジメントを学ぶトレーニングを同時に行うことができます。組織体質の改善、マネジメント力の改善を支援します。
バーチャル先生 ※開発中(特許申請中)
あるべき姿(目的)や目標、KPI、KAIなどを考える際や運用時に、AIを搭載したChatbotが正しく考えることができるように誘導します。
Wovenとは、糸で編まれた織物のことです。組織開発する上で短期間に組織を活性化しながら強靭でしなやかな組織にするための新たな考え方として、Woven Work Designというコンセプトを理論体系化しました。
Woven Work Designの原理は、マトリックス化されている組織が織物(Woven)に非常に酷似していることからWoven Work Design(織物のように縦糸のような縦方向と横糸のような横方向に人が働く様子)をデザインしました。
組織の活性化を阻害している根本原因を検出し、今後、DXの社会に向けた組織マネジメントを社員自らの手で形にします。
編み物では「染める」をしてから「織る」をすべき。
この「染める」「織る」を段階的に進めるのがWoven Work Designです。
意識、習慣は善く変える
価値観・行動原則は共通化する
マネジメントを標準化する
「染める」で変わった意識に沿った
制度等を整備する